コロナ禍の下で、2回目の年明けを迎えました。

2021年の今年の漢字は「金」だそうです。東京オリンピックが開催され金メダルを獲得した日本人選手がいたからでしょうが、私には「きん」よりも「かね」の方がしっくりします。

コロナでまだたったの1回しか給付金が支給されなかったことや、ホームレスになってしまったシニア女性が渋谷のバス停で撲殺されるなど、お金があれば解決できたことがたくさんあったと思ってしまいます。

この社会で一握りの人が多くの「金」を独占し、再分配が機能しない社会に未曾有の感染症が広がり、セイフティーネットを持たない人から順に振り落とされていくのを目の当たりにしたのが、この2年間でした。

今年は与党が改憲を狙う参議院選挙があります。

戦争ができる国作りに全力を尽くす政府よりも、今困窮している市民が安心して暮らしていける政策を進める政治勢力を大きく伸ばして、個人能力主義の弱肉強食社会よりも、「パブリック（公共）」の力で助け合う社会をご一緒に作っていきましょう。

日本共産党　葛飾区議会議員　片岡　ちとせ

2022.01